90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

更年期障害にならない食生活!つらい症状を予防・軽減

閉経前後の10年ほど、女性の誰もが経験する更年期。しかし、更年期障害の症状の程度には個人差があります。その違いはどこにあるのでしょうか。今回は、「食」をキーワードに、更年期障害予防のポイントを見ていきましょう。

 

更年期障害の症状とその原因
厚生労働省のサイトによれば、更年期障害は「40歳代以降の男女のホルモン分泌量の低下が原因となる自律神経失調症に似た症候群」とあります。特に女性は閉経を迎える45~55歳頃になると、女性ホルモン「エストロゲン」が急激に減ることで、心身に不調が現れます。

このホルモンの減少による体調不良を更年期障害といいます。症状としては、身体的な特徴と、精神的な特徴が挙げられます。

 

<身体的特徴>

頻脈・動悸
ほてり・のぼせ
頭痛
耳鳴り


<精神的特徴>

イライラ
不眠
不安
うつ
やがて閉経を迎えると、上記の症状にさらに関節痛や膀胱炎、尿失禁、目や喉の粘膜の異常、無気力などが出てきます。もし、こうした症状が現れた場合には、薬や漢方による治療が行われます。

 

 

更年期障害の主な原因は「女性ホルモンの減少」であることは前述した通りですが、それを補うための食材にはどんなものがあるのでしょうか。

数ある食材の中から、閉経後の女性の体に不足しがちな栄養を補う食材をピックアップ

 

 

■女性ホルモンの救世主。摂取が必至の大豆製品

女性ホルモンを補うための最強食材と言われる大豆。この大豆に含まれる「イソフラボン」という成分が、エストロゲンに似た働きをしてくれると言われており、更年期障害を防ぐためにとりたい代表的な食材です。

 

■ビタミン豊富な緑黄色野菜

エストロゲンを分泌する卵巣の働きを助け、ホルモンバランスを調整してくれるビタミンEは、ビタミンAやビタミンCとともに摂取することで、その働きを補う役目を果たしてくれます。

 

■骨を強くする小魚・海藻・牛乳

女性ホルモンであるエストロゲンが減少すると、急激に骨密度が減っていきます。閉経後に骨粗鬆症が増える原因もここにあるため、積極的にカルシウムを含む食材をとることも必須です。

 

 

更年期障害にならない人は、閉経後の女性の体に不足しがちな栄養を意識して、毎日取り入れていることが多いようです。

更年期は誰もが体験するものです。この期間を健やかに過ごすためには、日頃からの積み重ねがとても大切です。

規則正しく、バランスの良い食生活が健康な体を作ります。身の回りの簡単なことから、無理のない範囲で始めてみましょう。