90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

お酒を飲まない女性でも 「脂肪肝の女性」が増加中

飲酒習慣がないのにもかかわらず、40代後半から始まる更年期に、、、そんな悩みを持つ女性が増えているという。

 

肝機能が悪い、あるいは脂肪肝と聞くと「男性に多い症状」「お酒をよく飲む人に起こる症状」と思いがちだが、実際には飲酒の習慣がなくても肝機能が低下している人は少なくないという。

「以前、日本肝臓学会で一日30gのアルコールを飲み続けると、わずか2週間で肝臓に脂肪がたまると伝えていました。過度な飲酒習慣は肝臓にダメージを与えるので、コントロールは必要です。

ところが、最近問題になっているのは『非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)』という、飽食の時代に増えてきた脂肪肝です。肝臓は“沈黙の臓器”なので、気づいた時にはすでに肝機能が悪化しているということは十分あり得るのです」

 

 

脂肪肝は放っておくと、肝硬変から肝がんへと進行する可能性を持っています。特にNAFLDは、アルコール性の脂肪肝よりも気づくのが遅れることが多く、診察時に肝硬変に変異している人も少なくありません。

 

メタボや体重過多の方だと健康診断で気づくケースもありますが、太っていなくてもNAFLDの方はいます。また、お酒を飲まない女性には肝臓の疾患は関係ないと思っている方も多い。

 

でも女性の場合は更年期以降、女性ホルモンの減少で脂質代謝に変化が生じ、総コレステロール中性脂肪、LDLコレステロールの数値が増加します。そういったことから、この世代で急激に脂肪肝傾向になる人が増えていきます。また、コロナ禍による運動不足や暴飲暴食で体重が増加している人も多く、NAFLDが今、問題視されています。自分は無縁と思わず、肝機能の数値には注意が必要です」