80代の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

現代人こそ注意 「トイレで死んだ軍神」上杉謙信の死因

上杉謙信といえば、今川氏が戦略として内陸にある武田領への塩の流通を禁じた際に、塩を禁輸しなかった「敵に塩を送る」という逸話があります。

実はこの塩が曲者。高血圧になりやすい体質の人が塩を慢性的に多く摂取すると血圧が上昇し「高血圧」なってしまうのです。高血圧になると血管壁に負担がかかり、血管の弾力性が失われた状態(動脈硬化)になり、血管が破れやすくなります。

 

 

さてここで謙信の食生活をみてみましょう。謙信は大の「酒好き」だった模様。馬に乗ったままでお酒が飲める脚付きの器「馬上杯」が遺品として残るほどですから相当なものです。

肴は質素に「干物に梅干し、味噌や塩」を好んだとのことで、塩分のオンパレードですね。この後に触れる死因を考えると、謙信は高血圧だったのかもしれません。そう、謙信の最期は「脳卒中」だったと考えられています。

 

 

天正5年(1577年)謙信は、春日山城へと退き次なる遠征の準備を始めます。しかし、翌年の4月、城内の厠(トイレ)で倒れた謙信はそのまま昏睡状態となり、わずかに唇を動かすもその4日後にこの世を去りました。享年49。

 

 

ここで注目してほしいのが季節と場所です。 4月とはいえ越後はまだ寒いでしょう。冬場のトイレは脳出血脳梗塞心筋梗塞が起きやすい危険スポットなのです。冬場の暖房をつけて暖かくなった部屋と、暖房の効いていないトイレや脱衣所の温度差は血圧に変動を起こし、健康被害へとつながるヒートショックを引き起こします。加えてトイレでいきむと血圧の急激な上昇をきたす可能性があります。

 

 

謙信もこの2つのリスク要因によって高血圧で硬くなっていた血管が破綻脳出血を起こしたのかもしれません。 日ごろの診察で高血圧の方には、冬場「トイレや脱衣所を温めておくこと」や、「トイレに行く際、上着やガウンを羽織る」ことをお勧めしています。

 

また、いきみがひどくならないように便秘にも注意をしております。 実は謙信、40歳で軽い脳梗塞を疑わせる症状があり、左足に後遺症が残っていたそうです。現代であれば、少なくともその時点で高血圧の治療を開始し、減塩指導も行い脳出血の再発予防に努めますので、49歳よりは長生きできたのでは?と思います。

 

 

 

 

早いもので9月も終わり頃で冷え込みを感じる季節になってまいりました

私のような歳の人間が一番注意しなければならないことですが、2人の娘にも注意を促していきます