90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

脳卒中は岩手、糖尿病は青森、認知症は滋賀…都道府県別「かかる病気」ランキング

がん、脳卒中心筋梗塞、糖尿病――。ニッポンを苦しめる重大疾患には、それぞれ「地域差」が存在する。あなたが住む都道府県では、どんな病気が多いのだろうか。様々なデータをもとに検証する。

 

47都道府県の文化や県民性には「地域差」があるとされるが、健康状態にも違いがあることをご存じだろうか。

 

まず注目したいのが、寒さの厳しい冬に患者数が増える脳卒中だ。1位が岩手県、2位が秋田県、3位が北海道と、北国が軒並みランクインした。厳しい寒さと、動脈硬化や高血圧を引き起こしやすい生活様式が原因だ。

 

 

狭心症心筋梗塞2位の愛媛県は、肥満症有病率が全国3位、野菜の摂取量が'16年の家計調査で全国45位だ。

 心筋梗塞有病率の最も低い山梨県は、肥満症有病率が全国40位とかなり低い。続いて有病率が低い広島県は、高血圧症で通院する患者の割合が全国で2番目に低い。なお、心筋梗塞の有病率が45位の愛知県は、高血圧症有病率が全国で最も低い。

 

 

 次に、年間1万人以上の死者を出し、「陰の死因ランキング1位」とも言われている糖尿病に注目してみよう。1位が青森県、3位が岩手県と、やはり東北の有病率が高いことがわかる。前述したような生活様式のほか、高い喫煙率(青森が全国2位、岩手が全国6位)も大きな要因のようだ。

 たばこを吸うと、交感神経が刺激されて血糖値が上昇するだけでなく、体内のインスリンの働きが妨げられる。喫煙者は、2型糖尿病の発症率が1.4倍に膨れ上がるとされているのだ。吸う本数が多くなるほど、発症リスクはさらに上がる。なお、この2県は飲酒率も全国でトップ10入りしている。

 一方で香川県は、喫煙率、飲酒率ともに全国平均以下だ。しかし、「うどん県」なだけあって、炭水化物の摂りすぎや野菜摂取量の少なさが指摘されている。これが糖尿病有病率で2位に入った要因だろう。

 

 

有病率が最も低い滋賀県は、前述したように運動習慣が根付いており、飲酒・喫煙率も低い。

ところが、この健康的なはずの滋賀県は、認知症の有病率が2.99%で全国1位となっている。47位の鹿児島県との差を考えるヒントは、「平均寿命」にあるかもしれない。

 滋賀県は、男性の平均寿命が81.78歳で全国1位、女性が87.57歳で4位と、全国でもトップレベルのご長寿県だ。一方の鹿児島県は男性が43位の80.02歳、女性が36位の86.78歳で、短命県と言える。

 健康な肉体を持ち、長生きする代わりに認知症になりやすい滋賀県と、短命ながら認知症になりにくい鹿児島県。いったいどちらが幸せなのだろうか。

 

 

 

私も嫁ぐ以前は江州の生まれでございましたので、滋賀県の長寿率に肖っているのでしょうか

住む土地や環境によってかかりやすい病気があるというのも聞けばわかる話でございましたので、そこから生活を改善することでより健康に生きていけるようになる時代がくるのかもしれません