90歳の毎日覚書

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遅すぎるのはNG? 夕食を食べるのに「最適な時間」を栄養士が解説

何をどう、誰と食べるか、夕食への向き合い方は人それぞれ。だが食べる時間帯は、実は全体的な健康に大きな影響を及ぼす。

 

 

遅い時間に夕食を食べるとどうなる?

基本的には、その人の代謝作用によって異なる。エネルギー値には個人差がある一方、代謝は通常、1日の終わりに近づくとスピードが遅くなる。

「最も活動的で、肉体的にも精神的にもさまざまな動きを行っている日中が、最も代謝が活発。夜になるとよりゆったりした活動になり、寝る準備をするのに伴い、代謝は徐々に遅くなっていきます」とドゥシャテレ。

夕食を遅く食べるほど、体が食物を代謝する働きが鈍る。それは明らかに体に影響を及ぼす。

 

ハーバード大学医学大学院が2022年に行った研究によると、夕食の時間が遅いと体内で食欲ホルモンの規制が効かなくなり、十分に食事してもまだ空腹を感じるという。

また、1日の終わりの代謝状態により、体がカロリーを燃焼するのがより遅くなることも発見。さらに、早い時間に食べた時と比べて、そのカロリーはより脂肪蓄積に使われると考えられている。

「常に就寝時間に近い時間にたっぷり食べていると、代謝のアンバランスを起こし、体重を管理するのが難しくなります。体はカロリーがエネルギーとして使われないと、カロリーを蓄積する可能性が高くなるからです」とドゥシャテレ。

 

 

遅い時間の夕食は、消化の域を超え、睡眠の質にも重大な影響を及ぼす。
例えば、糖分や炭水化物が多い食品を食べると、睡眠中の血糖値やエネルギー値が変化し、眠ろうとしても目がさえてしまう。

胃酸が逆流しやすい人や、特定の食品を消化しにくい人は、食材によって一晩中、胃が苦しくなり、8時間睡眠をとるのが難しくなる。

「満腹状態や、特定の食品を食べて胃に不快感のある状態でベッドに入ると、入眠や眠り続けるのが難しくなり、断片的で質の悪い睡眠しかとれなくなります」

 

 

夕食に最適な時間は?