睡眠は“心身のメンテナンス”を行うための大切な時間
睡眠時間を平均7時間とすれば、人は一生のうち1/3~1/4は睡眠を取っていることになります。睡眠は日中の疲れを取るための“心身のメンテナンス”を行う大切な時間です。
たとえば、24時以降に分泌されるアンチエイジングの成長ホルモン。多くの人は思春期に関係するものと思っている方が多いようですが、このホルモンは成人では代謝の調節や免疫機能、認知機能などに作用しています。
このため、睡眠時間が少なかったり、ズレたりすると代謝の調節がうまくいかず糖尿病になったり、免疫力が低下してかぜをひきやすくなったり、認知症になるリスクが高まってしまいます。
【NG習慣】
(1)寝る直前までスマートフォンやテレビを見る
(2)寝酒を飲む(一時的に眠くなるが、睡眠サイクルを乱す)
(3)寝る直前の熱い風呂(熱い湯は交感神経を高め、体が興奮状態に)
(4)夕食の食べ過ぎ(消化に時間がかかるため胃腸が活発になり、寝つきが悪くなる)
(5)激しい運動(体が興奮状態になり、なかなか沈静化しない)
【おすすめ習慣】
(1)寝る2時間前には入浴をすませる(体の深部体温が下がる)
(2)食事は寝る2時間前に軽めに(消化活動を考慮する)
(3)必ず布団で眠る(脳と体が睡眠準備に入る)
(4)寝る前に3つの感謝(感謝することは多くのことを成し遂げるエネルギー源に)