90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

年を取ると睡眠の質が低下…認知症ではより強く現れがちになる

昔は朝まで熟睡できたのに、夜中に何度も目が覚めるようになった──。高齢の方から聞いたことはないでしょうか? 年を取ると、若い頃と比べて睡眠の質が低下します。

 高齢者では中途覚醒回数(夜中に目が覚める回数)や覚醒時間が増加し、徐波睡眠が減少することがわかっています。

 徐波睡眠とは、一番深い眠りの時間。ノンレム睡眠のうち振り幅の大きいゆっくりした睡眠が中心となった段階です。

 認知症になると睡眠の加齢変化がより強く現れがちです。

 夜中に何度も目が覚めたり、朝早く目が覚めるということが、認知症では、そうでない高齢者より起こりやすくなるのです。

 一日の中で睡眠と覚醒が不規則に現れているわけです。

 

 

 ただ、24時間単位で見た睡眠時間が、認知症発症前より減っているかというと、そうとは限りません。夜間の睡眠時間は短くなっているけど、日中にちょくちょく寝ていて、24時間の睡眠時間をトータルするとあまり変化せず、ということがあるからです。

 24時間のリズムで生理機能や行動を調整する体内時計が、老化とともに、そして認知症になるとさらに、それをつかさどる脳内ホルモンであるメラトニンの分泌が低下することにより、機能低下します。

 


 認知症の睡眠問題に対して、どのように対策を講じるか。原因とその程度によっては薬を使うことはあるものの(たとえば、むずむず脚症候群ではドーパミンの働きを補う薬やてんかんの薬などを用いる場合があります)、基本は非薬物療法です。

 

 太陽の光を浴びる、昼寝は少なめにする、日中の活動量を増やす、夕方以降の入浴や半身浴、夜の水分摂取を控える、睡眠環境を整える、睡眠を阻害する薬物を調整する、など。方法はさまざま。

 

 こういった生活習慣改善を中心とした非薬物療法認知症の方ご本人が自ら意識して……というのはなかなか難しい。ご家族や介護者が率先して行うことになります。

 

 

 

年を重ねると朝が早くなると私の若いころから言われていたことですが、やはり私もそうなっております

朝が早くなるというよりは、眠りが浅いということなのでしょうが認知症とも関係があるともなるとお医者様の指示や教えをより守っていかねばなりません