90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

「仮面高血圧」放置すると脳卒中や心筋梗塞リスクが2倍以上

健康診断や病院で測った血圧が正常範囲でも、注意しなくてはならない場合がある。それが「仮面高血圧」だ。

 

「血圧には、診察室血圧、家庭血圧、自由行動下血圧という3つの測定方法があります」(浅山医師=以下同)

 

 診察室血圧は、診察室という特別な環境下で行う血圧測定のため、普段の血圧の状態を反映しづらい。医師らの白衣姿に緊張して血圧が上がる「白衣高血圧」となるケースもある。

 

「診察室血圧の高血圧基準と、家庭血圧や自由行動下血圧といった診察室外血圧では基準値が異なります。診察室血圧は基準値範囲内なのに、家庭血圧や自由行動下血圧で高い数値が出る場合を『仮面高血圧』といいます」

 

 

 仮面高血圧には、早朝高血圧、昼間高血圧、夜間高血圧がある。通常、血圧は起床後、日中に向けて上昇していき、夕方から夜に向けて下降していく。就寝中は血圧が一日の中で最も低い。

 つまり、本来血圧が低いはずの夜間や早朝に血圧が高いということは何らかの異常が生じている可能性があり、また、日中基準値を超えて血圧が高いということは職場や家庭などの精神的ストレス、身体的ストレスが過剰であると考えられる。

 

 

気が付きにくい仮面高血圧だが、放置による害は大きい。正常血圧の脳卒中心筋梗塞の危険性を1とした場合、診察室血圧が正常でも仮面高血圧の人は2倍以上になるとの研究結果がある。

 

 

冬の朝、起きてこないので様子を見に行くと、脳卒中を起こしていたという話はよくあります。夜間高血圧や早朝高血圧は、脳卒中を起こしやすい時間帯と重なっているため、特に管理に気を付けてほしい

 

 

 まずは、家庭用血圧計で朝・夜の血圧を測定する。一度に測定するのは1~2回にし、すべての数値を記録する。朝または夜の数値が高ければ、循環器内科を受診し、必要に応じて自由行動下血圧の測定も検討する。

 

 高血圧の薬は優れたものが多数出ているが、高血圧の半数が未治療で、治療中の人でも半数が管理不良という。脳卒中心筋梗塞を回避するせっかくのチャンスを逃してはいけない。

 

 

 

 

 

娘が脳卒中を起こして倒れる前にこういうことを教えてあげられればと今になっても悔やまれます

そのような後悔を少しでも減らせるよう今できることをしていかねばなりません