90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

胃の痛み、胃もたれを感じるのに検査で「異常なし」の人が増加 医師が疑う病名は?

胃の痛みや胃もたれを感じるのに検査は「異常なし」

……近年、こうした悩みを抱える患者が増えている。いったい何が原因なのか。

 

まだあまり知られていない「機能性ディスペプシア」は、専門の医師に診てもらう必要がある。

 

 

ディスペプシアとは、上腹部症状のうち、みぞおち付近の痛みや胃もたれ、膨満感、吐き気など胃を中心に感じる、さまざまな症状を表す言葉だ。

これらの症状を引き起こす病気には重大な病気をはじめ、ピロリ菌による胃炎やアルコールなどが原因で起きる急性胃炎、ストレス性の胃潰瘍、十二指腸潰瘍など、さまざまなものがある。

 

 

 ところが近年、これらの症状で医療機関を受診し検査を受けても、特に異常が見られない人が増えている。何らかの原因で胃や腸の働き(機能)が悪くなって症状が起きていると考えられ、機能性ディスペプシアという病名が付けられている。

 

 

愛知医科大学病院消化管内科の春日井邦夫医師は、次のように話す。

「機能性ディスペプシアは、胃の働きが悪くなったり感じ方が過敏になったりして起きる病気です。ただ、その症状が本当に機能性ディスペプシアであるかどうかは、がんなど他の病気がないことを確認してはじめて診断できます。医療機関での受診や検査をせず、症状だけで機能性ディスペプシアだと判断するのは、大きな病気を見逃すことにもつながり危険です。症状が気になる場合には、まず医療機関を受診してほしいと思います」

 

 

 胃の痛みやもたれなどはありふれた症状だが、長引けば仕事や生活にさまざまな支障が出て、生活の質(QOL)を低下させることにもなる。市販薬を飲んだり暴飲暴食を改めて節制したりしても症状が収まらない場合には、早めの受診が望ましい。

高齢者が薬の副作用を起こしやすい、主な2つの理由

 

 

 

 

高齢者が薬の副作用を起こしやすい、大きな2つの理由

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身体的な理由のほかにも、副作用リスクを高める要因は、日常生活のいたるところに潜んでいます。

 

たとえば高齢になると、トイレが近くなるのを嫌がってあまり水を飲まなくなったり、暑さや喉の渇きを感じにくくなったり、「エアコンは体に悪い」という思い込みで冷房を使わなかったりするため、熱中症や脱水症を起こしやすい傾向があります。脱水症状は、薬による腎障害のリスクを高めてしまうことがあります。

 

また、高齢になると薬に書かれた小さな文字や数字が見えにくくなったり、耳が遠くなり薬をもらった際に医師や薬剤師の説明を聞き間違えることもあります。 これによって、使う薬や用法・用量を間違え てしまうケースも 増えてくるでしょう。こうした要因も、薬の副作用に大きく影響します。

 

 

“第5のがん治療” 光免疫療法に世界が注目

・“第5のがん治療”、光免疫療法とはどのような治療なのか?

光免疫療法とは、光に反応する薬を点滴で投与し、薬ががん細胞に十分集まったところにレーザーをあてて薬を反応させることで、がん細胞の膜を傷つけて破裂して死滅させる、新しい治療法です。

 

日本では2020年9月に承認され、現在は保険診療として治療を受けることができます。光免疫療法用の薬自体は細胞にダメージを与えませんし、使用するレーザーも人体に害は及ぼさないので患者にやさしいがん治療法ともいえます。

 

また、がん細胞が壊れたときに放出されたがん抗原が免疫細胞に取り込まれて免疫が強化され、患者自身の免疫システムでがん細胞を攻撃することもできると期待されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の知人、家族も癌を患い苦しい思いをしていました

記事では抗がん剤などにくらべ優しい癌治療とありましたので、新たな治療法で癌で苦しむ方が救われることを願います

 

失ったら戻らない「腎臓を守る」食事法

尿を作る「腎臓」。体内で生じる老廃物を尿として排出する重要な働きをしているが、それだけではない。ホルモンを分泌したり、血圧を調節したり、体内の環境を整えている。さらに、尿を排出することで水分調節をしたり、体内の電解質をコントロールする働きも担っている。

 しかし、加齢や生活習慣病によって腎機能が慢性的に低下(慢性腎臓病)すると、自然に元に戻ることはない。適切な治療を受けなければ腎機能は徐々に低下し、「腎不全」になると、透析治療や腎移植を行わなければ生命を維持することができない。

 

 

腎臓を守る食生活上の改善の基本的なポイントは次の4つだという。

 

①肥満を解消する…適正体重は「身長(メートル)×身長(メートル)×22」から算出。

 

②塩分を控える…塩分のとりすぎは高血圧を招き、腎臓に負担をかける。高血圧の人の1日の塩分量は6グラム未満が目標。

 

③タンパク質をとりすぎない…タンパク質は体内で使われた後で腎臓から排出されるため、とりすぎると腎臓の負担になる。

 

④エネルギー量を調整・確保する…タンパク質の摂取量を減らすと、全体のエネルギー量も減ってしまう。体に必要なエネルギー量をしっかりとる工夫も大切になる。

 

 

 

では、食生活は具体的にどう改善するべきか。「まずは、日常生活での適度な運動習慣を身につけ、次いで食べすぎのないように食事の量を見直すことです。

 

 

1日3食、バランスを考えた食事をとるのはそう簡単ではない。そこで、基本的に「和食を食べること」が勧められる。和食なら、ごはん、肉や魚、卵、野菜、大豆製品といったさまざまな食品をとりつつも、“肥満のもと”となる肉や油は少なく、食物繊維はしっかりとれ、植物性タンパク質を多くとれるというわけだ。

 

 

 和食でも、次のポイントを押さえるべき。

 

【主食】パンや麺類ではなく、「ごはん」が理想。1食当たり、男性は茶碗に軽く2杯、女性は1.5杯までを目安にする。

 

【主菜】肉料理より魚料理を選ぶ。魚の脂に含まれる「EPA」は血液をサラサラにする効果、「DHA」は血中の中性脂肪コレステロールを減らす効果がある。1日1回は魚料理を。

 

【副菜】きんぴらごぼう、ひじきの煮物、酢の物など、簡単にできるものでいいので2品以上とる。

 

【汁物】定番の味噌汁は塩分が多いのが難点。野菜や海藻、きのこ、大豆製品など、「具だくさん」にすれば汁の量が減るので減塩になる。ただし、味噌汁は「1日1回」にとどめるようにする。

 

 

 

気づかないうちに進行し、大病につながる「脂質異常症」

脂質異常症は、血液中の脂質(脂肪)が多くなる病気です。悪玉「L D Lコレステロール」の多過ぎ、中性脂肪の多過ぎ、善玉「H D Lコレステロール」は少な過ぎる、というアンバランスな状態です。

 

初期には自覚症状はありません。放置していると、気がつかないうちに血管の内側に余分な脂肪がこびりつき、ドロドロの粥状のかたまり“プラーク”ができます。すると血管は硬く弾力がなくなる“動脈硬化”という状態になり、もろく、切れたり詰まったりしやすくなすのです。

 

さらに、プラークが破れると、そこに血のかたまり“血栓”ができます。血栓が、詰まりやすくなった血管をふさぐと血流が止まり、その先の組織や臓器は死んでしまいます。脳の血管が詰まれば脳梗塞、心臓の血管が詰まれば心筋梗塞が起こります。

 

 

健康診断で血中脂質検査の結果が「要指導」や「要治療」になっていたら、脂質の状態に異変がある可能性があります。早めに医療機関を受診することをお勧めします。

 

 

脂質異常症の予防や改善の目標は、余分な脂肪でドロドロになった血液を脂質検査の基準内におさめ、血液がスムーズに流れるようにすることです。下記の食事や生活習慣のポイントをおさえて、改善を図りましょう。

 

 

【食事のポイント】

・ゆっくり食べて腹八分目

・バランス良く、主食も適量食べる

・夕食はカロリー控えめ、夜食は食べない

・動物性脂肪は控えめ(肉類の脂身、バターなど)

・青魚は多め(サバ、イワシ、サンマなど)

・植物性タンパク質をたっぷり(大豆、大豆製品など)

食物繊維をたっぷり(野菜類、根菜類、キノコ類、豆類、海藻類など)

・ビタミン類が多い緑黄色野菜を毎日食べる(ニンジン、カボチャ、トマト、ピーマンなど)

コレステロールが多い食品は食べ過ぎない(鶏卵、イクラなどの魚卵、ウナギなど)

酒類を飲み過ぎない(1日にビールなら大瓶1本、日本酒なら1合、ワインならグラス2杯まで)

・週に1日は飲酒しない休肝日を作る

 

 

【生活習慣のポイント】

・禁煙する

・ストレスをためない

・睡眠を十分とる

・適正体重を保つ

・適度な運動をする

 

 

運動不足は肥満につながり、脂質異常症を招きます。運動習慣のなかった人は、まず1日10分程度の運動から始めます。

ジョギングやスイミング、サイクリングなど、継続して動くことで体に酸素を取り入れる“有酸素運動”が効果的ですが、誰でもできるウォーキングがお勧め。通勤通学時にひと駅手前で降りて歩く。エレベーターやエスカレーターより階段を使う。買い物の時は自転車をやめて歩く、などあえて時間を作らなくても、ちょっとした工夫で自然に歩数は増やせます。加えて、テレビを見ながら筋力トレーニングやストレッチ体操をするなど、毎日の運動時間が合わせて30分以上になれば理想的です。

 

 

 

食べ物を誤って飲み込む「誤嚥」どう予防するか

 人間が口から物を食べたり飲んだりする以上、基本的に誤嚥のリスクは誰にでも必ずある。高齢者の場合、誤嚥により肺炎(誤嚥性肺炎)のリスクが高くなる。誤嚥によって物が気管に入って細菌が繁殖し、肺炎を引き起こすことがあるが、高齢者の肺炎の70%以上は誤嚥性のものとされ、元気でもお年寄りの誤嚥には特に注意したい。

 

 誤嚥性肺炎で言えば、喫煙をすると肺炎やインフルエンザ、結核などにかかるリスクが約2倍になることがわかっている。これは喫煙により肺の機能が弱くなっているせいだ。今の高齢者が若かった時代、喫煙率は70%を越えるほど高かった。

 

 

 高齢になって弱まった肺の機能に、現在や過去の喫煙体験が影響を与えている可能性もある。ようするに、喫煙者が誤嚥すると、そうでない場合より誤嚥性肺炎のリスクは高くなるということだ。

 誤嚥は、フェールセーフの観点から、まず予防することが重要となる。基本的に誤嚥とは、物を飲み込む(嚥下)する際、本来なら食道から消化器官へ送られるが、それが誤って気道へ入ってしまうことを言う。頭の位置や角度、姿勢などによって気道が閉鎖できず、これが誤嚥につながることが知られている

 

 

 

──誤嚥や嚥下障害は、どのような場合に起きやすいのでしょうか。

脳梗塞パーキンソン病などの脳や神経・筋疾患では、嚥下のメカニズムに支障が生じ、誤嚥や嚥下障害が起こることが多いです。しかし、このような誤嚥や嚥下障害の原因は、病気だけでなく、嚥下を司っている脳神経や口腔や咽喉周辺の筋肉が衰えてくる『加齢』によって起こります」

 

 

──食事の内容、時間帯、加齢、体位などに関係はありますか。

「食べ物を飲み込んだ時、気管に食べ物や唾液が流れ込まないように、気管の入り口にある喉頭蓋(こうとうがい)という蓋が閉まります。この蓋のタイミングがずれてしまうと、誤嚥を引き起こしてしまいます。加齢による嚥下機能への影響については、嚥下回数が減少することで嚥下に関わる筋肉が衰えることです。頭が十分覚醒していない寝起きなどは、口腔や咽喉周辺の筋肉もスムーズに動きにくく、誤嚥のリスクが高まります。また、液体やツルっと喉に入るもの、パサパサして飲み込みにくいもの、口にくっつきやすいものは、誤嚥しやすい食べ物です。飲食時、首を後ろに反らした(顎が上に向いた)姿勢をとると、気道が開くために誤嚥の危険がさらに高くなります」

 

 

──独居の高齢者などに対し、誤嚥防止の注意点などはありますか。

「高齢になってくると、嚥下回数が減少してきます。空嚥下を増やすためには、日頃から坐位姿勢で生活をすることをお勧めします」

 

 

 

──高齢者や要介護者の周囲の人間は、どのような点に気をつければいいですか。

辻村「風邪と同じで、予防が大切となります。嚥下障害が重度になってしまいますと、病院で手術や薬で治療しなければなりません。そうならないためにも予防が大切となります。普段の生活で楽しく予防できるのが、『会話』『笑い』『カラオケ』であると思います。また、要介護者の介護を行うには、窒息や誤嚥性肺炎を予防するために、食事をする体位や食事の食べさせ方、咳や声の状況の観察、誤嚥性肺炎を防ぐ基本的知識と技術を身につけておくことが必要だと思います」

 

 

 

 

 

先日主人の入所している施設から連絡があり、主人に肺炎の症状があるため検査したところ誤嚥性肺炎と診断されました

早期に対応くださったおかげで容体は安定しているとのことですが、やはりどれだけ気を付けても誤嚥性肺炎というのは高齢者には起こりやすいとのことです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「秋うつ」の原因と食事などによる対策

暑い夏から涼しい秋になると、気分が落ち込みやすくなったり、体がだるくなって疲れが溜まりやすくなることはありませんか? それは季節性のうつ病である、いわゆる「秋うつ」かもしれません。

 

秋うつの原因と、うつになりやすい人の傾向

 

関係しているのは日照時間の減少です。日光を浴びると、脳内では“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンが生成されますが、秋になり日照時間が減り、セロトニンの生成量が減ってしまうことで、気分が落ち込み、うつ病になりやすくなるといわれています。

ほどなく症状が改善することもありますが、毎年のように繰り返し、日常生活に大きな影響が出るケースも少なくないそうです。

 

 

うつ病の症状は、気分の落ち込み、悲哀感、意欲の低下、悲観的思考、不眠、早朝覚醒などがあります。うつ病というと心の病気と思われがちですが、同時に体もつらくなり、全身がだるくなります、とにかく無理をしないこと」

 

「その予兆を感じたら、無理をしてはいけません。うつになりやすい人は、真面目で頑張り屋さん。周囲からよく見られたい、という欲望も人一倍強い傾向があります。ですから無理をして頑張りすぎてしまい、うつ病が悪化してしまうことがあります」

体をゆっくり休めることが、うつ病の予防になるのです。

 

 

食事で「秋うつ」を予防する

 

 

 

 

 

 

 

昔は秋口に体調を崩し、気分が落ち込むことがございました

若い時分の私ももしやこの「秋うつ」だったのかもしれません、当時はうつ病というものがあまり馴染みのないものでしたが。