90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

夏バテと思っていたら実は違った?夏バテと片付けてしまいがちな3つの病気

■夏バテだと思っていたら実は更年期障害だった

暑い夏、その汗や疲労感、冷えなどの悩みがある場合には、夏場の気候のせいだけではなく、ホルモンバランスの乱れや更年期障害の症状かもしれません。
暑い場所では誰でも汗をかきますが、みんなが汗をかかない場所で自分だけ汗が出る、あるいは身体の中で手足は冷えているのに顔の部分は火照っている、暑さと寒さを同時に感じるなどの場合には、更年期症状を見ている可能性があります。
夏のシーズンはその暑さからどうしても夏以外の季節と比べて運動量が減る傾向がありますが、更年期障害に伴う冷え対策や症状改善のためにも涼しい早朝や夕方以降などの時間帯に定期的に運動を実践することが重要です。

 

 

■夏バテだと思っていたら実は熱中症だった

夏場に身体が何となくだるくてしんどい場合に、夏バテと考えていたら症状が長引いて実は熱中症だったという可能性もあります。
熱中症とは、高温多湿に置かれた環境のもとで、生体内の水分や塩分、ナトリウムやカリウムなどを代表とするミネラル成分のバランスが崩れるのみならず身体のあらゆる調整機能が破壊されるなどの障害を引き起こす状態です。
熱中症は、一般的に長時間の炎天下での激しい運動などで発症しやすいことがよく知られていますが、意外にも例えば高齢者が真夏にエアコンを使用せずに室内で生活している時にも倦怠感など様々な症状を自覚することがあります。
健常時には、体温が上昇したケースでは人体は生理的に適度な体温を維持する方向へ調整するために、多く発汗することによって出来る限り熱を体外へと放出しますが、これらの本来あるべき機能が破綻して損なわれることで熱中症が生じると考えられています。


熱中症はその症状の重症度によって、大きくI度(軽度)、II度(中等度)、III度(重症)に分類されています。
例えば軽度な熱中症の場合には、めまいや立ち眩み、筋肉のこむら返りや気分不良などの症状が見られます。
中等度になると、頭痛がひどく、吐き気や嘔吐症状が前面に表れて、体がだるくなり手足の力が十分に入らないようになってしまいます。

熱中症は、特に夏の暑い時期に発症し、一歩間違えれば生命にかかわる重大な病気ですが、対処法を正しく知って実行していれば防ぐことができます。

 

 

■夏バテだと思っていたら実は胃腸炎だった

夏場に下痢や嘔吐など腹部症状を認める場合には、ただの夏バテではなく、特に食中毒などに伴って発症する感染性胃腸炎が潜んでいる可能性が否定できません。
感染性胃腸炎には、大きくウイルス性胃腸炎と細菌性胃腸炎に分類されています。
多くの病原体が感染性胃腸炎の原因となっていて、日常臨床で遭遇する頻度の比較的高いものとしては、細菌ではサルモネラ属、カンピロバクター属、寄生虫では赤痢アメーバやアニサキス、ウイルスではノロウイルスロタウイルスが代表例と考えられています。

感染性胃腸炎における典型的な症状としては、嘔気や嘔吐、下痢などといった消化器に関連したものが多く、下痢や嘔吐症状に伴って体内の水分が喪失して、食欲低下から十分に水分を摂取できずに脱水状態が進行して、倦怠感などの症状が見受けられます。
感染性胃腸炎を予防する方法としては、徹底した手洗い、次亜塩素酸ナトリウムによる環境の消毒、嘔吐物や排泄物の処理の際のゴム手袋着用、食事の充分な加熱などが具体例として挙げられます。


夏場においても、トイレをした後や、調理する際や食事前には、必ず石けんと流水で十分に手を洗うとともに、糞便や嘔吐物を処理する場合には、使い捨て手袋やマスク、エプロンを着用して、処理実施後は石けんと流水を用いてこまめに手を洗ってください。

 

 

 

 

 

テレビでも頻繁に取り上げられておりますが今年の夏は本当に厳しい暑さが続き、年を重ねたこの体には堪えます

外出を極力控えておりますが、それでも記事にあるような症状がでるかもしれないのでとにかく体温には気を配って生活しております