90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

冬だからといって油断できない?冬こそ注意したい

冬に多い食中毒の例

食中毒は、食事が主な原因となって下痢や嘔吐などの消化器症状を引き起こす病気であり、その原因によって、「細菌性」「ウイルス性」「自然毒」「化学性」に分類されています。

夏場に多い食中毒として、細菌は高温多湿を好んで増殖することからカンピロバクター腸管出血性大腸菌など細菌性食中毒が代表的ですが、冬に多い食中毒としてノロウイルスロタウイルスなどによるウイルス性食中毒が知られています。

 

年間を通じて、自然毒食中毒は、フグ毒、毒キノコ、トリカブトなどによって発症すると考えられますし、化学性食中毒は洗剤、農薬、有機水銀などの化学性物質を摂取することに伴って腹部症状を呈すると言われています。

食中毒に伴う症状としては、下痢や嘔吐に合併して脱水症状を引き起こすことが知られており、予備能力が弱い高齢者や子どもでは症状が重症化しやすく、特に格段の注意をすることが重要となります。

 

特に、冬場は感染力がとても強いノロウイルスによる食中毒に注意する必要があり、低温状況や乾燥した環境で長生きすることができるウイルスは、寒い冬のシーズンに繁殖しやすいと考えられます。

ノロウイルスによる食中毒は、感染規模が拡大しやすく、年間の食中毒患者数のおよそ半分以上を占めていると伝えられています。

 

ノロウイルスによって引き起こされる食中毒は、毎年11月から3月にかけて寒い時期にノロウイルスに汚染された食品を摂取してから1~2日後に、激しい下痢や嘔吐、腹痛などの症状が出現し、特に幼児や免疫力低下している場合には、症状が重症化することもあります。

これまで述べたように、冬の食中毒の原因は、ノロウイルスにおいて圧倒的に件数が多いのですが、生肉や加熱不十分な肉料理などを摂取することで食中毒になるケースもありますし、子どもの場合にはロタウイルスによる食中毒にも一定の注意を払う必要があります。

 

冬場でも食中毒を予防する為に、日常的に使用する調理器具やキッチンは常に清潔に保ち、これらの器具を洗浄してから煮沸消毒をする、あるいは塩素消毒液を使用することが有効的と考えられます。

また、基本的には食品をしっかりと深部まで火を通して食べるように努めて、特に生食用以外の二枚貝を摂取するときは、食品の内部まで十分に火が通るまで加熱(85~90℃で90秒間以上)してから食べるようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

10年ほど前になるでしょうか、私も1度ノロウィルスによる食中毒を体験しました

お医者様によれば比較的軽症であったと仰ってくださいましたが、年老いた身には堪える症状でした

今この年齢で再び罹ってしまうと耐えられないように思いますので、とにかく清潔に暮らすようにしてゆきます