80代の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

増える大腸がん、早期発見したら「5年生存率」はどれくらい?

近年、日本人の間で目立って増えてきた大腸がん。この大腸がんの5年生存率(がんと診断された人が5年後に生存している割合)を、肺がん、肝臓がんと比べて高い順に並べると

大腸がん>肺がん>肝臓がん です

 

日本人の2人に1人は何らかのがんにかかると言われています。がんの発症には食生活の欧米化や運動不足、飲酒や喫煙など、さまざまな生活習慣が影響します。人口の高齢化に加え、検査技術が大きく進歩し、かつては見つからなかったがんを発見できるようになったことも、がん増加の背景にあると言われています。

 

 そんながんの中で、このところ目立って増えてきたのが大腸がんです。最新の統計では、大腸がんで亡くなる人は、年間5万人を超えます。高橋さんは、大腸がんの治療に長年携わってきた医師。その経験から、「他のがんと比べると、大腸がんはおとなしいがんだといえます」と話します。

 

 

 「他のがんに比べると、大腸がんは治療効果が非常に高いという特徴があります。手術で治しきれる可能性が高く、万一進行しても、抗がん剤による化学療法が比較的よく効くがんです」

 他のがんでは、転移後の治療が難しいことが少なくありません。一方、大腸がんは転移しても、手術で切除すれば生存率を延長できる可能性が高いといいます。

 

 

 「例えば胃がんでは、『腹膜播種(ふくまくはしゅ)』という転移がよく起こります。腹膜播種とは、胃や肝臓などを覆う腹膜にがん細胞がばらまかれるように転移するもので、手術で取り除くのは困難です。しかし、大腸がんで腹膜播種を起こす頻度は高くありません。多いのは肝臓や肺などで、転移した部分を切除すれば生存率を高めやすいのです」

 

 しかし、いかに大腸がんの治療効果が高いといっても、それは早期に発見・治療してこその話です。大腸がんは早期に発見して治療すれば5年生存率が95%を超えるものの、進行すればガクンと急降下し、20%を切ってしまいます。「大腸がんは治療効果が高い」という恩恵にあずかるためには、いかに早く病気の存在に気づくかが大切になってきます。

 

 

現在、最も一般的な大腸がんの検診は、職場の健康診断でもおなじみの、便を採取して提出する「便潜血検査」です。このほか、人間ドックであれば、大腸内視鏡検査やCTによる検査など、便潜血検査以外の方法を選択することも可能です。

検診を受けていれば、症状がない早期のうちに大腸がんが見つかる可能性が高くなります。便潜血検査を受け続ければ、大腸がんによる死亡が約6割も減るという報告もあります

 

 

 こうした検診の機会を逃さずに利用することが、大腸がんで命を落とさないために非常に重要と言えるでしょう。