90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

「疲れやすい」「体重が減ってきた」のはあるサインかも

最近どうも疲れやすい。体重が減ってきた。病気ではないけれど、調子が出ない。そんなふうに感じているなら、それは「フレイル」の一歩手前かもしれません。

 

フレイル(虚弱)とは、加齢により、体重の減少、疲れやすさ、筋力の低下など心身の衰えがみられ、そのままでは寝たきり(要介護)になる可能性が高い状態のこと。身体的な変化だけでなく、外出がおっくうになるなど、精神的、社会的な衰えも含まれます。

 

健康な状態から要介護になるまでの中間にあり、予防と改善ができるのがフレイル。つまり、まだ健康な生活に戻ることができる状態でもあります。人生100年と言われる時代、できるだけ長く健康にすごすためには、フレイルを予防することが重要です。

 

 

フレイルは、いくつもの要素が組み合わさって進行しますが、その原因のひとつに「低栄養」があります。こんな飽食の時代に栄養不足? と思うかもしれませんが、加齢に加えて、家庭環境・食環境の変化などで、つい「食べる」ことがおろそかになりがちという人は多いでしょう。

 

 

正しく食べるには、日々のちょっとした努力が必要。でもその積み重ねが、病を遠ざけ、フレイルを予防してくれるのです。

 

 

まずは、食事の時間。朝・昼・晩、できるだけ決まった時間に食べましょう。人には約24時間周期でリズムを刻む体内時計が備わっていて、それに合わせて各種のホルモンが体温や血圧、血糖値などを調節しています。規則正しく3食を食べることで、このリズムが保たれるのです。

 

そして何を食べるか。ただ空腹を満たせばいいというものではなく、栄養のバランスが整っていることが大切です。目安として、「主食・主菜・副菜」の3種類を毎食そろえることを目指してください。主食は、ご飯、パン、麺類などの炭水化物。主菜では魚、肉、卵、大豆製品などから良質なタンパク質や脂質を。副菜では野菜や海藻などから、ビタミン、ミネラル、カルシウム、食物繊維を補います。

 

 

たとえばお昼にうどんを食べるときも、主菜となる肉や卵、副菜になる野菜をトッピング。コンビニのおにぎりに、具だくさんの豚汁をプラス。頭の中に「主食・主菜・副菜」の器を3つ思い浮かべ、それぞれを食べ物で満たすようイメージすると選びやすいでしょう。

本気で助けを求められた時に絶対にしてはいけない3つの話題

「誰もがストレスを抱えて生きている現代、いつ『死にたい』と打ち明けられても不思議ではありません。想定したくはないことですが、その時に慌てないためにも、最低限の知識を持っていてほしい」

 

 自殺したいと考えることを「希死念慮」というが、この気持ちを告白されたときに絶対にしてはいけないことがある。

 

 

・詰問や説教

・楽しかった思い出話

・飲酒を勧める

 

「必要に応じて『なぜ死にたいと思うのか』を質問することは大事ですが、相手を問い詰めるような聞き方や、『残された家族の気持ちを考えろ』などと叱るのは絶対にNGです。当人は相談する前に家族のことでさんざん思い悩んでいるはず。そのうえで死を選ぼうとしているのです。それを、たとえ親友や恋人であろうと、外部の人間に指摘されたら自棄になる危険性があります」(丹羽医師、以下同)

 

 恋人同士なら過去の楽しかった思い出話で落ち着きを取り戻せるような気もするが……。 「状況にもよりますが、過去の話は『今の私じゃ一緒にいてもつまらないんだ』と解釈されてしまう恐れがある。死を意識している人はすべてを悲観的に捉えてしまうので、警戒が必要です」

 

 最後の「お酒」は最も危険だ。 「アルコールは恐怖心を麻痺させ、思考力、衝動抑制の低下を招くので、自殺のリスクを高める方向に作用してしまう。たとえストレス解消が目的であったとしても、飲酒の提案は避けるべきです」

 

 

丹羽医師は、自殺企図を止めるのは容易ではないが、当事者の思いに寄り添うことが大切だとする。

5人に1人が「認知症」…「加齢が原因の物忘れ」との違い

人は前期高齢者といわれる65歳頃から、身体も脳も加齢とともに確かに老いていきます。認知機能が「正常(Successful Aging)」な老い方といえる人から病的な「認知症(Dementia)」状態の人がいます。

 

また、その中間的な軽度の認知症である「軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)」の状態にある人がいることも明らかになっています。

 

なお、認知症の進行具合を表す場合は、軽度認知症、中等度認知症、重度認知症という表現になります。

 

認知症によるもの忘れと加齢によるもの忘れの違い

認知症を疑う症状の具体例を挙げますと、


・物や人の名前が覚えられず、覚えている名前が出てこない
・ お茶友だちなのに、「あの人は誰だろう?」(人物そのものを忘れてしまう)
・ さっき食べたのに、「朝ごはんはまだかな?」(体験全体を忘れてしまう)
・数分前の記憶が残らない・約束したこと自体を忘れている
・月や季節を間違えることがある
・同じことを何度も尋ねる
・話題が乏しく、限られている
・ 今までできていたことに、ミスや能率低下が目立つようになる
・以前はあった興味や関心が低下する
・置き忘れ、紛失が頻繁にある
・生活が乱れる。だらしなくなる

 

などです。体験したことの全体を忘れていて、体験自体の記憶(エピソード記憶)が失われているのです。そして、日常生活に支障が出ます。

 

 

 

加齢によるもの忘れは、


・物覚えが悪くなったように感じる
・朝食や夕食に何を食べたのか思い出せない
・知っている人だけど名前が出てこない
・ 約束をうっかり忘れてしまった(手帳に書いていなかった、手帳を見なかった)
・物の置き場所を思い出せないことがある
・曜日や日付を間違えることがある
・ 体験の一部を思い出せない(東京に行ったのは何年前だったか思い出せない。中学のときの修学旅行のルートを思い出せない)

 

などで、体験したことが部分的に思い出せないのであって、体験自体の記憶(エピソード記憶)は保たれているのです。日常生活に支障はありません。

 

 

 

主人は軽度の認知症を患ってしまいましたが、私はまだ大丈夫なようです

加齢によるもの忘れは仕方ないにせよ、それでも周囲に迷惑をかけることなく生活していきたいものです

「老化」が進む人の毎朝食べているもの

血管にダメージを与えて老化させる大きな要因は2つあり、1つは「糖化」、もう1つは「酸化」です。それぞれについて、説明していきましょう。

 

「老いる人の習慣」としてよくあるのが、次の3つです。

1.「コーヒー、紅茶には砂糖を欠かさない」
2.「購入するペットボトルは甘い清涼飲料水」
3.「朝食は、頭の働きをよくするために甘い菓子パンを食べる」

 

 なぜこれで老いるのかというと、この行動はすべて、血糖値を急激に上げて血管を「酸化」させてしまうからです。

 

・血管をボロボロにする「血糖値スパイク」と「活性酸素

砂糖や清涼飲料水、菓子パンには多くの糖質が含まれていることは、みなさんすでにご存じかと思います。

 

 血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の量を示すものです。食事で摂取された糖質が消化・分解されるとブドウ糖となって血管内に送り込まれるため、血糖値が上がります。すると、すい臓から「インスリン」という血糖値を下げる働きをするホルモンが分泌されます。

 

 このとき、多量の糖質を一気に摂ることで、血糖値の上がり方も急激になります。すると分泌されるインスリンの量も増えるため、今度は一気に血糖値が下がりやすくなります。このように、短時間のうちに血糖値の乱高下が起こることを「血糖値スパイク」といいます。

 

 この血糖値スパイクが繰り返されることで、血管内の細胞には大量の「活性酸素」が発生することが分かっています。活性酸素は細胞を強力に酸化させ、ボロボロに傷つけ、劣化させてしまうことで知られていますね。

 

 

また、血糖値が異常に高い状態を「高血糖」といいますが、この状態を繰り返すことで、血管の老化が進行します。

 血管の主要な材料は、たんぱく質です。血液中に多量のブドウ糖があふれている高血糖状態が繰り返されると、このブドウ糖と血管壁のたんぱく質が結びつき、「糖化」という現象を起こします。血管壁に糖化が起こると、酸化ストレスによって血管の働きが阻害されたり、組織に変性が起こったりすることから、動脈硬化が進行してしまうのです。

 

 糖化反応で変性したたんぱく質は、「AGEs:エイジーイーズ(終末糖化産物)」と呼ばれます。AGEsは血管だけでなく、体のあちこちで発生、蓄積され、酸化ストレスによって体内をどんどん老化させるやっかいものです。さらに、AGEsは血管壁の内部にも侵入し、そこに炎症を引き起こすことによって、動脈硬化の進行に拍車をかけることも分かっています。

 

 

・「甘いもの好きほど、見た目が老ける」

 AGEsが肌に発生すれば、肌のコラーゲンに変性を起こして弾力を失わせ、しわ、たるみがどんどんできる……という、ゾッとするようなことが起こります。血管の動脈硬化との相乗効果で激しく老化を加速させるのが、酸化と糖化。

 

 「甘いもの好きほど、見た目が老ける」と心に刻んでおきたいものです。

 また、AEGsの蓄積によってがんや認知症のリスクが上がるともいわれています。糖尿病のリスクを上げることについては、言わずもがなです。

 

 

体外受精で赤ちゃんが産まれる「確率」は6%未満

日本産科婦人科学会の最新報告によれば、体外受精の治療件数は年々増え、2018年は過去最多の45万4893件に対し、生まれた赤ちゃんの数もこれまでで最も多い5万6979人。しかし、最終的に出産できた数を示す「生産率」は、ここ10年で下向きに推移しており、2018年はわずか5.7%と過去最低だった
 


 医療の質が下がってきているから? と思う人もいるかもしれないが、そうではない。日本では、「出産に結びつかない体外受精」が大量に行われているのだ。背景にあるのは、患者の年齢が高いことと、「自然こそが尊い」とする日本特有の価値観だ。

 

 不妊治療専門の東京HARTクリニック(東京都港区)に勤め、20~30代への啓発にも取り組む小柳由利子医師は、「体外受精の生産率から考えると、本来は35歳程度をめどに治療がすすめられるべきですが、年齢別の治療件数をみると日本のピークは40歳。理想の治療年齢と実際の治療年齢に5歳ものズレがあり、ここに日本の不妊治療の深刻な問題がある」とみる。

 

「芸能人の高齢出産のニュースを聞いて、『40まで大丈夫』と思っている患者さんが多いのですが、40代の場合、体外受精で妊娠できる人は治療全体の1~2割。一般的に思われているよりも、現実は厳しいのです」(小柳医師)

 

 不妊治療の最後のステップである体外受精だが、「体外受精まで進めば妊娠できる」という楽観的な見方は幻想にすぎない。

 また、小柳医師は、不妊の知識向上と並んで「女性が40歳までに安心して産み終えることができる社会づくりが必要」と訴える。

 

 

小柳医師は、この点について「日本では、体への負担は少ないが、妊娠率の低い『自然採卵』が多く行われています。『全胚凍結周期』(=受精卵を移植せずに凍結保存する方法)を除いて集計している2007年以降も、生産率が減り続けているのは、結果につながらない採卵が増えている、ということにほかなりません」と指摘する。

 

 

「薬で卵巣を刺激して、一度の採卵で複数の卵子を確保する『調節卵巣刺激法(高刺激法)』が世界標準の治療なのに、日本人は『自然』を好むため、自然排卵による周期(低刺激法)で採卵するクリニックが人気です。

 

しかし、その方法による妊娠率が、刺激による採卵法より大幅に劣るのは、海外の研究から明らかです。クリニック側は数字を公表しませんから、一般の人が知るのは至難の業でしょう。結果、採卵を何度も繰り返すことになり、刺激して複数の卵子を採れば早く妊娠できたのに時間をロスする方が多いのです」 

 

 前述した通り、不妊治療は時間との闘いだ。小柳医師は、「自然採卵」による治療を、「複数の卵子が育ちにくいタイプなどには有効」としたうえで、「あくまでオプション治療であるべき」と主張する。ちなみに、イギリスのガイドラインでは、医師は自然周期治療を提供しないように勧告している。

 

認知症になった親の権利を守る 成年後見制度で出来ることと出来ないこと

認知症になった親を法的に支援する制度として「成年後見制度」があります。成年後見制度のうち、「法定後見」を利用した場合の親の財産管理を中心に説明します。

法定後見では、「被後見人・被保佐人・被補助人」となる本人と、家庭裁判所から選任されて「後見人・保佐人・補助人」となり、本人の財産管理と身上監護を行う「後見人等(こうけんにんとう)」が登場します。

 

後見人等の役割や財産管理の方法など、分かりにくいことが多いのが実情です。特に親族が後見人等になった場合は、法定後見を利用する前と後では環境が変わります。よく理解して利用することが重要です。

 

成年後見制度は、正常な判断能力があるうちは、利用できません。

認知症などによって判断能力が低下し、後見人等によって法的な支援が必要な場合に利用できる制度です。

成年後見制度を利用して親の権利を守ろう
成年後見制度は、前述のとおり判断能力が低下している人のための制度ですが、利用できるのは「成年」とあるように、成人に限ります。なお未成年者の場合は、通常は両親が法定代理人として保護します。

 

 

この成年後見制度には「法定後見」と「任意後見」があります。
任意後見は、事前に任意後見人になる人と財産管理してもらう契約をし、本人の判断能力が低下したら、任意後見人が財産管理を行う制度です。

 

一方で法定後見は、判断能力が低下してから、家庭裁判所に後見人等を選任してもらい、後見人等が財産管理等を行う制度です。
法定後見には、後見人等が本人を支援する必要性が高い順から、後見・保佐・補助の3つの類型に分かれます。

 

親が認知症になった後に利用できる制度は、法定後見制度一択
法定後見と任意後見のうち、本人が認知症となり、判断能力が低下した場合に利用できるのは「法定後見」一択となります。ただし、軽度の場合は、任意後見制度を利用できる可能性はあります。

 

 

認知症になった本人の資産管理
本人が認知症になったとしても、本人の財産は本人のものです。たとえ夫婦や子であったとしても、勝手に処分することはできません。

 

実際に、高齢者を狙った振込詐欺やマネーロンダリング等の犯罪行為を防ぐため、銀行では、本人確認を行っています。本人の認知症の程度が進んでいる場合は判断能力がないとみなされ、銀行の窓口で手続きを断られてしまうこともあります。

 

また、本人の代わりに親族が手続きを行おうとしても、たとえ本人のための出費目的であったとしても、本人以外の者が手続きをすれば断られます。

仮に手続きができたとしても、たとえ親族でも違法行為となるおそれがあります。

 

認知症になった本人の介護保険の契約、認知症の親の世話
高齢者の場合、介護保険サービスを利用することがあるでしょう。足腰が悪いだけで認知症ではない場合は、本人が契約して介護保険サービスを受けられます。

一方、認知症が進んでいる場合は、本人が契約内容を理解できないため、契約自体が無効となりえます。そのため、たとえば介護施設への入所が必要でも、契約ができず入所自体ができなくなります。

 

 

心療内科、精神科の違い 病院選びで知っておくべきこと

メンタルクリニックといっても、精神科などさまざまな診療科があります。何かの症状や気分の落ち込みなどに見舞われた場合、どの科を受診すればいいのかわからない方が多いと思います。

 

そこで、まずは症状別に、どの病院を受診するのが最適なのかをお話します。 心の関わる疾患を扱うのは「心療内科」と「精神科」です。どちらを受診するといいのかは、自身に出ている症状によって分けることができます。

 

・主に身体の症状,頭痛やめまい、多汗、じんましんなど身体に表れる症状がある場合は「心療内科

 

・主に精神の症状(精神疾患……気分の落ち込み、イライラ、やる気が出ないなどの心に表れる症状)がある場合は「精神科」 となります。

 

 

依存症などは精神科となります。

心身症は身体に表れる症状と言いましたが、多くの方は頭痛、食欲不振などの症状が出た場合、内科などを受診して原因である体の悪い部分を見つけてもらおうとすると思います。これももちろん悪いことではありません。メンタルからではなく本当に身体に悪いところがあり、それが症状として出ていることもあるからです。

 

内科で調べてもらってもどこにも身体の不調の原因となるところが見つからない時には、症状から内科の医師が心療内科などを紹介してくれる場合もあります。しかし、多くは他の病院で悪い部分を見つけてもらおうと何度も別の医療機関を受診する、ドクターショッピングをしてしまう方もいます。

 

ご自身が納得することも大切ですが、身体に異常がないと医師から診断された場合は、心療内科の受診も候補として入れてみてください。一度受診した内科医師に、心療内科、精神科を受診するほうがいいのかを相談してみてもいいでしょう。

 

 

逆に、精神疾患など心に表れる症状の場合は、初めから心療内科や精神科を受診する方もいるでしょうが、もちろんそれでも大丈夫です。心療内科や精神科でも、まずは採血などで身体に悪いところがないかを調べてくれます。

 

 

 

 

娘の一人が心療内科にたいへんお世話になったので今でも感謝しております

なかなか相談やお医者様へ受診しにくい分野だということで、お悩みを抱え続ける方が多いとのことですが軽い相談にも乗ってくださるはずですのでお悩みをお持ちの方は受診をお勧めします