90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

「隠れ脳梗塞」ーー記憶力が低下する原因は「◯◯不足」だった

・血流不足で脳細胞が死んでしまう

 記憶力を担う神経細胞は加齢とともに減っていってしまうため、記憶力は年を取るとともに次第に悪くなっていきます。

 

 神経細胞が加齢で死ぬ主な原因は、血流不足です。脳は体重の40分の1程度の重さしかありませんが、身体全体の約2割の酸素を消費します。酸素を消費するのは脳にある細胞たちです。すべての細胞に酸素を届けるために、隅々まで細かい血管が張り巡らされています。

 

 けれども、年を取って、動脈硬化などで血管の内側が狭くなると、その細い血管内まで血液が流れにくくなります。また、悪玉コレステロールや糖が多い血液によって血管が傷つけられたり詰まったりします。年齢を重ねていくと自覚できないほど小さな脳梗塞が脳の中で起こる確率が高くなるのです。その隠れ脳梗塞が起こると、そこから先で血液を待っていた神経細胞は死んでしまいます。小さな脳梗塞は健康な40代で3割、60代になると7割の人に見られると言われています。

 

 


・糖尿病で認知症リスクが高くなる理由

 糖尿病にならないように注意することも重要です。糖尿病を発症した人は認知症のリスクが約1・5~2・5倍高くなるというデータがあります。この理由のひとつは、糖尿病が血管の健康と関係の深い病気だからです。糖尿病は血液中の糖が多くなる病気ですが、糖は血管を傷つけます。細い血管ほどその影響を受けやすく、身体の末端である足の先が壊死してしまったり、目の血管が傷つけられて失明してしまったりします。細い血管が張り巡らされた脳も同様にダメージを受け、神経細胞が死んでしまうことで認知症が起こりやすくなってしまいます。

 

 神経細胞が死んでしまったら、そこに隙間が生まれます。大量の細胞が死んでしまうと、脳の体積はしぼみ、もともと脳にある空洞が大きくなります。

 

 認知症の診断で、脳の画像を撮るのは萎縮が起きていないかを確かめるためです。しかし、たとえ診断がついても、すでに死んでしまった神経細胞を取り戻すことはできません。神経細胞が死ぬ前に何らかの治療をすることができたら、認知機能を失わないで済むかもしれません。現在、世界中で、早期診断、早期治療の方法が研究されています。

 

 

 

 

 

娘も近年物忘れするようになったと話しておりました

血糖値も最近高めとのことなので、この記事にもあるような原因に当てはまるようなら節制を心掛けさせたいです