80代の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

認知症につながる知覚異変 目・鼻・耳・口のサイン

そう簡単には治せないと思われているのが認知症。しかし、初期の段階で発見し、いち早く治療すれば、認知機能の回復も望めるのだという。そして、認知症の兆候は、目・鼻・耳・口の異変から感じ取れる。一体どういったサインがあるのか。

 

 

まずは「嗅覚」。「アルツハイマー認知症と嗅覚には密接な関係があります。多くの場合、嗅神経から衰えが始まります」

 浦上氏によると、嗅神経の障害は認知症を発症する数年前から始まるという。嗅覚の変化に早めに気付ければ、認知症の早期発見につながる。

「ところが嗅覚の変化は、本人にはあまり自覚がない。秋になっても金木犀の香りに無頓着、食べ物の腐敗臭に気付かない、といった異変を家族が見つけることが大切です」

 

 

視覚にも重要な手がかりがある。『認知症の取扱説明書』の著書がある眼科医・平松類氏が解説する。

「視力が低下すると、目から取り入れる情報が少なくなって脳への刺激が減り、社会的な孤立が深まるなどして認知症を悪化させることがあります」

 高齢者が注意したいのは、「老眼」「白内障」「緑内障」の3つだ。

「老眼については、まずは眼鏡の調整が基本です。少なくとも3年に一度は買い換えたい」

 

 

聴力と認知症の関係も解明が進んでいる。国立長寿医療研究センターの佐治直樹医師が解説する。

「耳が聞こえにくくなると周囲との会話などが減り、引きこもりがちになります。それによって認知症が悪化するケースがあります」

 聴覚は40代くらいから徐々に衰えはじめ、70代を迎えると約半数が難聴になるといわれる。

「高音が聞こえなくなったり、相手の会話が頭に入ってこなくなったら注意です。そうした場合は、早めに補聴器を使うことを検討したい。難聴の高齢者を追跡調査した結果、補聴器を使った人のほうが認知機能が低下しにくいと結論づけている研究報告もあります」

 

 

 

 

 

 

知覚は最も身近なセンサーだ。サインを読み取り、早めのケアが認知症の予防につながる。