かゆみが生じると困る部位の中で、乳房と乳首は上位を占める。
かゆみに悩まされているのであれば、医師の診察を受けるのが最善。
・皮膚炎
「湿疹は、環境暴露によって症状が悪化する遺伝性皮膚疾患であるケースが多い」
湿疹はかなり特殊な見た目をしているが、乳房と乳首の両方に現れる可能性が高い。
湿疹を自分で治療することは可能だという。刺激の強いせっけんを避け、ワセリンなどの皮膚軟化剤で定期的に肌を保湿するように勧めている。
・乾癬
皮膚炎と同様に皮膚疾患の一つであるが、乾癬は自己免疫疾患が原因となって引き起こる。 乾癬もまた、はっきりと特定しやすい見た目をしている:皮膚が赤くうろこ状になり、肘や膝の外側に出現するのが最も一般的だ
皮膚科専門医の診察を受けるまでの間は、かゆみ止め軟こうを塗って乾癬に伴うかゆみを対処するように勧めている。
・使用する肌クリームの不適合
これはアレルギー性接触皮膚炎と呼ばれ、「皮膚に接触した化学物質に対してアレルギーを起こしたときに発生します」
「乳首であれば大抵の場合はピアスの金属や皮膚にのせる市販薬、スキンケア製品、まれだと衣類の防腐剤が原因となることもあります」
この皮膚炎は、乾燥やかゆみを伴うピンク色や赤みを帯びた発疹が出現する。その発疹は一部に局限されるか、より広範囲に広がり、水ぶくれやかさぶたの形成にさえもつながる恐れがある。
市販薬が治療に有効な場合もあるが、決して放置しないこと。症状が改善しない場合は、医師の診察を予約して。
・カンジダ症
カンジダ症のようなカンジダ膣炎に以前感染したことがある人は、乳房にも感染症が現れる場合がある。
母乳育児によく見られる乳首や乳輪の感染症から、乳房の下の皮膚のひだへの感染症まで、乳房に見られるイースト菌感染症にはいくつかの種類がある
これらのかゆみを伴う発疹は、ピンクがかった赤や黄色がかったオレンジ、またはピンクがかった白のいずれかの色をしており、通常は上部に細かいうろこのようなものが重なる円形の斑点が出現する。
多くの場合は、クロトリマゾールやミコナゾールクリームなどの局所的に塗る抗真菌薬を1日2回使用すると治療に有効です
・ブラジャーの問題
刺激性接触皮膚炎もまた、ピンク色で乾燥したうろこ状のプラークを引き起こす。マーティン博士いわく、特に乳房と乳首を強く洗いすぎたり、摩擦による過度の乾燥が原因になることも。ブラジャーのサイズが合っていない場合(あるいは、ブラジャーをほぼ着用しない場合)は、擦り傷やかぶれが生じやすくなる。
胸が左右対称でない場合も摩擦が起こりやすくなる。例えば、胸のサイズが左右1カップ違う場合は、小さいほうの胸がカップの中で揺れ動く原因になる。
専門家に正確なブラのサイズを測定してもらい、左右差がある胸に対応するブラジャーへの投資も検討してみるといい。
還暦を過ぎたあたりからかゆみに悩まされることがございました
お医者様の先生のおかげでとても楽になっております
肌の場所によっては最初は相談しにくいこともありますが、お悩みのある方は意地にならずにます相談するのがよいはずです