90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

コロナで帰国便なし…自力で大西洋横断

普段はスペインで働くバレステロさんだが、パンデミック(世界的な大流行)の最中、年老いた両親に会いたいと帰国を思い立った。しかし、ウイルス流行の影響で空の便は無く、ポルトガルから単独、大西洋を渡ることを決意した。

 バレステロさんは全長約9メートルの小型船「スクア(Skua)」号に乗り、総距離1万2000キロ、85日間の旅を完遂した。ブラジルのビトリア(Vitoria)まではどこにも寄らず、最後の寄港地はウルグアイのラパロマ(La Paloma)だった。

 到着後の新型ウイルス検査で陰性が確認され、上陸を許可されたバレステロさんは、母ニルダさん(82)、父カルロスさん(90)と再会。


 バレステロさんは当初、カルロスさんの90歳の誕生日だった5月15日までにアルゼンチンに着きたかったという。予定より遅れてしまったが、6月21日の父の日は家族と一緒に過ごすことができた。

 大航海を終えたバレステロさんは、AFPの取材に対し「とにかく家族と会いたかった。だからやって来たんだ」と話した。