阪府は29日、QRコードを使って施設やイベント会場での新型コロナウイルス感染確認を利用者に一斉メールで通知する「コロナ追跡システム」の運用を始める。
施設の感染リスクをレベル分けして通知基準をそれぞれ設定し、注意喚起する。クラスター(感染者集団)が発生したと判断した場合は、事業者側の同意を得て施設名などを利用者に伝え、感染拡大を早期に封じ込める狙い。
システムへの登録は任意だが、殺到してパンクするのを避けるため、飲食店以外の施設は29日午前9時から、飲食店は6月1日から可能となる。
事業者は府のホームページで、業種▽施設規模(席数または面積)▽所在地▽連絡先-などを入力し、QRコードを取得する。利用者らは施設や会場でQRコードをスマートフォンなどで読み取り、府のサイトにアクセスしてメールアドレスのみ登録する。アドレスは府が管理し、登録から2カ月後に消去する。