膝の裏が痛いのはなぜ?膝に起こる症状(痛み方)は原因や病気によっても異なります。放置すれば悪化し痛みが強くなることもあり、歩行や階段の昇降など日常生活に支障が出るケースも。医師監修のもと原因や対処法、ストレッチ、受診の目安をご紹介します。
膝の裏が痛いのはなぜ?
「膝の裏が痛む」「膝周辺に腫れなどがある」「膝が痛み、安定せずぐらぐらする」「膝が動かしにくい」など、膝の裏の痛みの症状はさまざまです。
膝の裏が痛む原因には、大きく分けて2通りの可能性が考えられます。 日常生活での原因 病気によるもの 原因はなんにせよ、膝の裏に痛みが起こると歩行が難しくなり、外出が億劫になってしまいがちに。膝の裏の痛みを我慢したり、放置していると運動不足や筋力の衰え、体力低下につながってしまうため、原因を突き止め、適切な治療を行うことが大切です。
日常生活の過ごし方が、膝の裏の痛みの原因になっている可能性があります。
近年は、コロナ禍の運動不足によって膝のトラブルに悩む人が増加しています。痛みがない場合も、膝がポキポキ鳴る「ひざ音」がトラブルのサインの可能性も。ここから詳しく見ていきましょう。
■立ち仕事やスポーツなどによる疲労や炎症
長時間立ちっぱなしだったり、膝の曲げ伸ばし(屈伸)回数の多い仕事や家事、スポーツでの膝の酷使は、膝に負担をかけることになります。
膝の裏の痛みの原因の一つとされるのが、腓腹筋(ひふくきん)と呼ばれるふくらはぎにつながっている筋肉です。腓腹筋は立っているだけで使われるためダメージを受けやすく、疲労が蓄積しやすい部分。正座や屈伸、歩行や階段の上り下りのときには特に痛みが出やすいでしょう。
また、膝の裏にあるハムストリングや膝窩筋などの筋肉に炎症が起こると、膝の裏が痛むことがあります。膝裏の筋肉の柔軟性が低下し、硬くなっている場合も、痛みにつながります。
■リンパの循環不良
膝の裏にはリンパ節と呼ばれる器官があり、体内の老廃物や水分を排出する機能があります。膝を曲げたときに痛む場合、このリンパ節が膨れて、痛みが起こっている可能性も。
リンパの循環不良の場合、痛みは強くないものの、膝を曲げたり、しゃがんだりするときの違和感が続くことが特徴です。
さらに、ストレスや冷え、運動不足などが続くとリンパの循環不良がおこり、老廃物が詰まって膝裏に痛みが起こります。ストレスをためない、体を冷やさない、適度な運動を習慣にするなどで対処しましょう。
■肥満、太り過ぎ
肥満によって体重が増えると、膝にかかる負担が大きくなり、関節や骨を痛める原因になります。
太り過ぎが原因と考えられる場合は、適正体重を目指しましょう。
膝の裏の痛みの対処法として、日常生活でも膝に負担をかけないように心掛けることが大切です。
スポーツの前にはしっかり準備運動をし、立ち仕事の場合も、適度に休憩しましょう。また、膝の裏に痛みがあるときなど膝の調子が悪いときは、正座やしゃがむなどの動作は極力避けましょう。
どうしても仕事や家事の負担を減らすことや休むことが難しい場合は、病院を受診して医師の指導のもと、サポーターを使うなどして膝への負担を軽減する対策が有効です。
膝の裏の痛みの治療法
膝の裏の痛みの原因はさまざまです。病気によっては早期の治療が必要になるため、病院ではレントゲン検査やMRI検査によって原因を調べます。 膝の痛みの治療法は原因となる病気によって異なり、保存療法、手術療法などがあります。ベーカー嚢腫の場合は、針を刺して水を抜く穿刺の処置を行います。
加齢によって軟骨の劣化、筋力の低下が起こると、膝がダメージを受けやすくなり膝の裏などに痛みが起こることがあります。
膝の裏の痛みの原因はさまざまですが、放置すると痛みや症状が悪化してしまうこともあります。早期の方が簡単な治療で済むため、我慢せずに早めに病院に足を運び、適切な治療を受けることが大切です。
脚やひざ裏の痛みは私も長いこと悩まされておりますが加齢によるものと諦めております
ですがこの記事を読んでくださっている方々には是非ご自分の体を労わっていただいて長く健康におすごしくださればと思っております