マスクは再使用可能? 何回程度つけられる?
発表しているCDCの現行のガイドラインでは、5回以上は着用すべきでないとアドバイスしている。
とはいえ、顔に正しくフィットさせる必要があるため、医療専門家の中には5回以上つけるのは使い過ぎだと強調する人もいる。なぜなら一度使っただけでマスクのヒモの伸縮が緩くなり、顔に正しくつけられなくなる可能性があるからだ。
守るべきもっとも明確なルールは、マスクの前面が汚れたり不潔になったりしていないかをチェックすることだという。
「医療現場で働いているとしたら、血が飛び跳ねていたり何らかの液体が付いていたりする場合ですね。濡れていたら、マスクが地面の水たまりに落ちたかもしれないことも。その時点で、そのマスクを再着用すべきではありません」。
特に、新型コロナ感染により深刻な合併症を起こす可能性のあるハイリスクの人は、マスクの再使用など一切したくないかもしれない。病院や介護施設、人の出入りの多い公共の建物などハイリスクな環境で働いている人も同じだ。少なくとも、N95やKN95を一度以上使うという人は、マスクを正しく保管することで、コロナウイルスに触れるリスクを低減できる。
CDC提供のガイダンスで、乾燥器で加熱するか、プラスチックのヒモを外しお湯で煮沸すると、清潔にすることができるかもしれないと提案していると『USA Today』が報じている。
だが、それではマスクの構造にダメージを与え、最悪の場合燃えてしまう(マスクは158度以上に熱せられない)可能性が高いため、一般的にはやらないように言われている。
このような方法ではなく、医師たちは使用後のマスクを最低4~5日は乾燥した丈夫な紙袋に「隔離」しておき、それをよく再使用していたと言う。
「マスクを浄化するシンプルな方法です。マスクに付着したウイルスの粒子は、その時点でもう生存せず感染力もなくなっていますから」と話し、同じ方法が使えると加える。
ベストな結果を得るためには、使用したマスクは最低5日間、他の未使用で清潔なマスクとは別にしておく必要がある。この方法で、マスクを何枚かローテーションして使えば、自分や愛する人のためにマスクを確保するのが難しい時に枚数を節約することができる