90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

いびき治療の世界的標準、日帰り・保険適用で受られる「レーザー治療」

最近では、いびきのレーザー治療を行う人が増えています。ですが、国内にはレーザー治療が可能な病院が少なく、実際のところ治療内容とはどうなのか? 手術当日の流れとは? 時間は? 料金は? はたまた保険は効くのか? など、気になるところも多いでしょう。

 

「いびき自体が睡眠障害の一つ」

 

睡眠障害とは、「不眠症」をはじめ、睡眠にまつわるさまざまなトラブルのことです。最近の研究により、睡眠障害は「高血圧」や「糖尿病」「肥満」など、さまざまなリスクの要因となることがわかっています。

 

本来、就寝中は体を休めるべき時間ですが、いびきをかく人は実際には「いびきをかく」という動作を行っているのです。つまり、就寝中にも体を使い続けていることになり、体がしっかり休息を取ることができないことから、大きな疾患につながる恐れがあるということです。

 

 

 

・いびきのレーザー治療とは、どのようなものですか?


多くの場合、いびきの原因はいわゆるのどちんこ(口蓋垂/こうがいすい)の周辺部分が気道を塞いでしまっていることにあります。そこでこの口蓋垂の周辺部分をレーザー照射によって切り広げるために行うのが、いびきのレーザー治療です。この空気の通り道が広がったことで、いびきの原因となっている粘膜の震えを抑制できます。日本では、いびきのレーザー治療はあまり知られていませんが、世界的に見ると、スタンダードな治療法です。

 

 

・どのような人が対象になるのですか?


いびきの原因はさまざまです。アレルギー性鼻炎などで鼻づまり傾向があり、夜間の鼻呼吸が不十分で口呼吸をしている人、口蓋垂が長くて太い人、粘膜のひだ(のどちんこの周囲部分)の付着部位が低くて幅も広く、垂れさがっている人、舌が大きく奥の方が盛り上がっている人、首周りに脂肪がたくさんついた肥満の人など、いろいろなケースがあります。これらのうち、口蓋垂および口蓋垂の周辺に問題があるケースが、レーザー治療の適応になります。

 

 

・レーザー治療は日帰りで受けられるのですか?


手術は日帰りで受けられます。麻酔の影響が落ち着くのも含めても、当日に掛かる時間は2時間程度です。


従来はメスによる切開手術が行なわれていましたが、最近ではレーザー治療が主流となってきました。レーザー治療の場合、切開手術に比べて出血が少なくて済むなど、患者への負担が少ないのが最大のメリットです。また、治療中は痛みが出ないように局所麻酔を使います。麻酔が切れた後も、痛み止めの薬が処方されるので安心してください。

 

 

 

 

主人が家にいた頃は同じ部屋で就寝していたので、よく主人のいびきで目を覚ましたものです

今では手術でいびきを治すことも出来るなんて、医療の進歩には驚くことばかりです