90歳の毎日覚書

孫に教わりながら日々挑戦、健康などに役立つ話を覚え書きしていきたいです

外反母趾の症状で足が痛い!その原因

外反母趾(がいはんぼし)の治療法や靴選びについて足が痛い原因や骨・足指の変形、腰痛やひざ痛などの二次的障害と症状を改善する方法をまとめました。

 

 

1.靭帯性外反母趾

最も一般的なタイプの外反母趾で、親指自体が大きく曲がってしまいます。足先のアーチ構造を支えている「横中足靭帯(おうちゅうそくじんたい)」という靱帯が緩むことで、親指が人差し指に向かって曲がってしまうのが原因です。

 

 

2.仮骨性外反母趾

実際には曲がっていないにも関わらず、付け根の骨が異常に出っ張っていることで、親指が曲がっているように見えてしまうのが特徴です。日常生活の中で足の指をうまく使えていないことが原因で、後天的に生じる外反母趾のタイプです。

 

 

3.混合性外反母趾

上で紹介した靭帯性外反母趾と仮骨性外反母趾が合併したタイプです。靭帯性外反母趾の症状が進行した結果、親指がうまく使えなくなり、仮骨性外反母趾も引き起こされた状態です。中高年以上の女性に多いのが特徴です。

 

4.ハンマートゥ性外反母趾

生まれつき足の指が長過ぎる人に多い外反母趾のタイプです。指が長過ぎるのが原因で、指を足の裏側に丸めて、ハンマーのように縮こまった状態(ハンマートゥ)にして歩く癖がついてしまっているのが特徴です。指を伸ばして地面に着けることができません。

 

5.病変性外反母趾

親指だけでなく、足指全体が変形・脱臼しているタイプの外反母趾です。関節が変形してしまうリウマチや、指の第一関節が太く変形したり骨自体が隆起したりするなどが原因です。病変性外反母趾は手術でしか治療できません。

 

 

 

では、外反母趾の症状を改善する方法は、具体的にどんなことなのでしょうか?

 

外反母趾はほとんどの場合、足に合わない靴による「靴の中での足の滑り」が根本的な原因です。まずは、今履いている靴を見直すことが最優先です。 足に合わない靴というと、ハイヒールなど、かかとが高くてつま先が細い靴を想像する人が多いようですが、靴の形状以上に足にフィットしたサイズを選んでいるかが大切なポイントです。

 

実際、ヒールのない運動靴しか履いていなかったにも関わらず、外反母趾になってしまったケースは増えています。かかとが安定せず足が滑るジッパーや折り返しのない靴は、足指を曲げてしまう原因になります。同じ運動靴でも、しっかり足を固定できる紐靴がベターです。外反母趾におすすめの靴と履き方のポイントをチェックしておきましょう。

 

なお、運動靴の中敷きには土踏まずを上げるものなどもありますが、足のバランスを崩すのでおすすめしません。中敷きは平らなものがおすすめです。