埼玉医科大病院(埼玉県)を退職して昨年8月に渡米し、米マウントサイナイ医科大(ニューヨーク市)の老年医学・緩和医療科で新型コロナ対応の最前線に立ってきた山田さん。昨年12月21日と今年1月11日の2回、その日の診察を終えた後、勤務先に設けられたブースで接種を受けた。
「筋肉注射は痛いイメージがあるかもしれないが、針が細く、刺した時の痛みはほとんどなかった」と振り返る。2回とも15~30分の経過観察を経て帰宅。
1回目は軽い肩こり、2回目は肩の筋肉痛が2日続いたが、接種翌日からいつも通り仕事を行った。同僚の1~2割程度は発熱や倦怠(けんたい)感が出て仕事を休んだが、いずれも1~2日で回復したという。
年明けから日本でもワクチン接種に向けた動きが加速する一方、「接種すると遺伝子を操作されるのでは」「不妊になるかも」といった根拠のない情報がSNS上で目立っている。
主人や私のような歳の人間はこの予防接種を受けていいのかまだ分かりませんが、それほど重い副作用はないということでしょうか