白内障は、60代で約80%、80代でほぼ100%と、だれもが罹患する病気です。根治には手術が必要ですが、近年では技術面でも飛躍的な進歩を遂げ、安全性は向上しています。とはいえ、重要なのはその後のQOLです。術後に快適な生活を送るには、患者に適合したレンズを、正確に挿入しなければなりません。
自分が「白内障かもしれない」と疑っている方もいらっしゃるかもしれません。今気になるのは「どのような症状があると白内障の可能性が高いのか?」ということでしょう。
ここでは白内障にかかっている人に現れやすい症状を挙げてみましょう。 ご自分が当てはまるかどうか、日頃の生活を振り返りながら読んでください。
白内障に多い症状
★眼がかすむ
★対象が霧やかすみ、もやなどがかかったように白く見える
★視界がぼやけている
★対象が二重・三重に見える
★夜や暗い部屋で対象が見えにくくなる
★夜の照明や光、日中でも日射しなどを以前より「まぶしい」と感じやすくなった
★右眼と左眼で見え方が異なる
★眼鏡を作り替えても、すぐに度が合わなくなった
★視力が低下した
★眼が疲れやすい
思い当たる項目があった方は、白内障になっている可能性があります。
ただ、これらの症状が起きるのは白内障に限ったことではありません。ほかの眼の病気によって起きる場合もありますし、あるいは、その日の眼の調子に左右されている場合もあります。老眼(老視)にも似たような症状が多いものです。
私自身も何度か治療を行っていただき生活する分には不自由ないのですが、この手の治療はとにかく早く相談して的確な治療を行うことが大事と先生は仰っていました