非常に強い台風10号が、九州・沖縄地方に近づいています。上陸の可能性もあり、9月6~7日にかけ、これまでに経験したことのないような大雨や暴風の被害が起きるおそれが。
気象庁は、自分と大切な人の命を守るために「最大級の警戒を」と呼びかけています。水害が起きた時どのように避難をすればいいのか。すでに浸水が起きている際に避難を試みることは逆に命の危険を招く可能性もあります。いったいどうすれば良いのでしょうか。
避難する際に忘れてはいけない5つのこと
1. 避難をする際には、必ず靴を履く必要がありますが、長靴はNG。水が入って重くなり、動きづらくなる可能性があるため。脱げにくい紐付き運動靴などで避難しましょう。
2. そもそも浸水時の避難は危険ですが、単独行動も危険です。できるかぎり集団行動をしましょう。
3. 万が一水の中を歩かなければならない時には、長い棒を頼りにしましょう。側溝やマンホールなどにはまらないよう、棒で確認しながら十分注意して歩くことが大切です。
4. 持ち物はリュックに入れ、いざという時に両手が使えるようにしましょう。
5. 小さい子どもがいる場合は、ロープで子どもの体をしばり、両端を大人が持つようにしましょう。
災害が起きそうなときは、近所の体育館や公民館に避難することだけが選択肢ではありません。
外が真っ暗だったり、浸水していたり、避難することが危険な状況のときは、自宅のできるだけ上の階や、近くにある頑丈な高い建物に避難することが大切です。