現在、台風10号が日本に向かって北上中で、過去最強クラスで九州・沖縄に接近するおそれがあります。
一般的に台風の中心に近い地域ほど雨風が強まりますが、その中でも進行方向に向かって右側が特に危険と言われています。
右側は、台風を動かす風の向きと中心に向かって吹き込む風の向きが一緒になり、風の勢力が増してしまいます。
一方、左側は台風を動かす風の向きと、中心に向かって吹き込む風の向きが異なるため、互いに打ち消し合い、勢力は右側ほど強くはありません。
台風は、風だけでなく強い雨ももたらしますが、雨も右側で強くなる傾向にあると言われています。先程も少し説明しましたが、台風は中心に向かって反時計回りに風が吹き込んでいます。つまり、今回の台風10号の進路で考えると、九州など西日本では中心に向かって海からの暖かく湿った空気を取り込んでいることになります。
進路とともに自分が住んでいる地域が台風の右側・左側どちらに位置するのかにも注目し、早めに対策を行うことも必要です。