総務省は4日、インターネット上で匿名による誹謗(ひぼう)中傷を受けた際に投稿者を特定しやすくするための制度改正に向けた有識者検討会を開いた。
被害者がサイト運営者や接続業者(プロバイダー)に開示を求める情報の対象に、氏名などに加えて電話番号を含める方向でおおむね一致した。
7月に改正の方向性を取りまとめる。論点の一つとして、発信者情報の開示を定めるプロバイダー責任制限法の規定について、現行よりも開示が行われやすくなるよう要件緩和を議論する方針も示した。
SNSで中傷を受けた女子プロレスラー木村花さん(22)が死去したことを受け、高市早苗総務相は「スピード感を持って対応したい」としていた。