新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除後も、休業要請が緩和されていない東京都内のパチンコ店が、さみだれ式に営業再開に踏み切っている。
都のロードマップでは、緩和措置は6月1日からステップ2に移行し、パチンコ店の緩和はさらにその先のステップ3に移行してからとなっている。長期休業で苦境に追い込まれた各店舗が都の要請に反旗を翻し、ロードマップは有名無実化の状態に陥った。
我慢に我慢を重ねてきたパチンコ店が、ついに“反逆”行為に出た。パチンコ業界の関係者は「もう、どの店も限界。業界の総意として再開の決断を下したということです」と説明した。
実は、都内の約720店舗が加盟する「東京都遊技業協同組合」(都遊協)が25日に緊急執行部会を開き、加盟店舗に対し「(営業再開は)おのおのの経営判断に委ねる」との通達を発令。
「資金はほとんど枯渇し倒産・廃業寸前」「休業延長には耐えられず、到底受け入れられない」「パチンコ店でクラスターは発生していない」などとして、拡大防止策の徹底を条件に営業再開を認めた。これを受け、29日にはマルハン、ダイナムといった大型店が営業再開に踏み切った。
私個人としてはギャンブルなどのパチンコ業に良い印象がないのですが、それで生活されている方やその家族のことを想うと胸の痛くなる話です