韓国政府は28日、新型コロナウイルスの感染が再び広まっていることを受けて、ソウル市など首都圏に限り、6月14日まで外出自粛要請や一部屋内施設の運営中止などの措置を取ると発表した
28日には1日の感染者数が79人となり、制限の目安となる50人を超えた。 韓国は感染を抑え込めているとして、今月6日に屋内施設の運営制限などを緩めたが、ソウル市のナイトクラブで今月上旬に集団感染が発生した。
ナイトクラブの客だったソウル近郊の仁川(インチョン)市の塾講師の男性から教え子らに感染し、感染者が出入りしたカラオケ店やビュッフェ形式のパーティーなどでも広がった。
また、ソウル近郊の物流倉庫では、これまでに82人の集団感染が新たに発生している。 政府は全国的な制限緩和は維持するとしたものの、「1~2週間が山場」として、首都圏で防疫を強化する。博物館や美術館などの公共施設は休館となり、カラオケ店や塾、インターネットカフェなどにも営業自粛を求めた。